コロナウイルスにより
社会が大きく変わってから3年。
思い描く「幸せ」への価値観は
時代と共に変化しましたか?
先生たちに、それぞれの「幸せ」を
聞いてみました。
Vol. 06
商学部 教授 潜道 文子
コロナ禍を経て「いつ何が起きるかわからない」と感じた人も多かったのではないでしょうか。また、家にいる時間が増えたことで「自分の人生にとって幸せとは何か」を考える機会を得た人もいるでしょう。私が考える幸せは5つあります。1つはなんといっても健康であること。規則正しい生活と栄養価の高い食事、十分な睡眠と適度な運動は健康に欠かせません。第2に意思決定する力。そのためには十分な知識や経験が必要となります。第3は自立し、やりたいことをするための経済力。第4は目標を持ち、達成のための努力を楽しめる精神を持つこと。最後は、家族や信頼できる友人に囲まれて暮らすこと。日頃から周囲とコミュニケーションを図っていくことが重要になります。これら幸せの素地は大学生活で作られます。学んで遊んで思い切り学生生活を謳歌してください。
拓殖大学 副学長。担当科目は「CSR論」「商学部・政経学部ゼミナール(サステナビリティ経営研究)」。
著書に『フロー理論の展開』(世界思想社)、『江戸に学ぶ企業倫理』(生産性出版)『日本人とCSR』(白桃書房)などがある。
才能のある人や何らかの優れた能力を持った人に出会った時に幸せを感じます。大学でも「素晴らしい」と思う才能に触れることがあり、教員をしていてよかったと感じます。オフの日の楽しみはスポーツ観戦です。特にサッカーが好きで、大学院では、Jリーグ創設をテーマに修士論文を書き、Jリーグの委員をしていたこともあります。また、現代アートも大好きで、しばしば各地の芸術祭や展覧会へ作品鑑賞に出かけます。