世界各国の取り組みを知って、
SDGsについて考えよう。
わたしの国のSDGs
At 台湾

脱プラスチックを
めざして
着実に前進している台湾
台湾では1989年、世界に先駆けて、ペットボトルについての拡大生産者責任(EPR)※に関する法律が定められました。そして2018年には、ストローやコップ、レジ袋などの使い捨てプラスチック製品を2030年以降、全面的に使用禁止にすることを決定。2022年には台北市でコンビニエンスストア、ファストフード、スーパーマーケット、ドリンクスタンドなどを対象として、プラスチック容器の使用が全面禁止となりました。台湾における「脱プラスチック」は、着実に進んでいます。
※拡大生産者責任(EPR)…製品の環境負荷に対する生産者の責任が、製品の設計・製造・使用段階だけでなく、使用後(廃棄やリサイクル)の段階にまでにおよぶという考え方。

クオータ制を採用して
アジアで1位となった台湾の女性議員数
日本では国会議員のうち、女性議員の割合は10%程度にとどまっていますが、台湾では全体の40%以上が女性であり、その人数はアジアで1位となっています。1980年代にはすでに、立法院(日本における国会)の約10%が女性でした。そして1990年から2000年代にかけては、ジェンダーに基づく一定の割合で議席または候補者を保障する「ジェンダー・クオータ制度」が段階的に施行され、現在に至るまでその割合は高まっていきました。国会議員に限らず、女性が働くことは台湾では「当たり前」となっているようです。


台湾ではLGBTQ=セクシャルマイノリティと呼ばれる人たちがとても身近にいます。台湾のデジタル発展部長(デジタル発展相)のオードリー・タン氏は、生物学的性別では男性で生まれた方ですが、現在は女性として生きる、いわゆるトランスジェンダーです。台湾の人たちは、彼女の性自認を自然に受け入れています。日本でも「同性パートナーシップ制度」が浸透しつつありますが、セクシャルマイノリティの方々がもっと堂々と暮らせるようになってほしいと思います。
TACT vol.386
学報 2・3月号

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